史記 9
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始皇帝の死後、2代目の皇帝となった胡亥は政治に関心を示さず、国政は希代の悪宦官・趙高の思うままであった。趙高の悪政に人々の不満は日々、高まっていた。そんな中、ある辺境の守りに徴用された農民たちが目的地に向かう途中、悪天候のため立ち往生していた。このままでは、どうやっても期日までに目的地まで到着できそうにない。決められた期日までに赴任地に到着しなくては、秦の厳しい法律では死刑。そこで、どうせ死ぬのならと謀反を企てた大胆不敵な男がいた。その男・陳勝は、親友の呉広とともに策を錬って、まず自分達を引率していた官吏を殺し、秦打倒・楚復興を目的にして叛乱の烽火をあげた。この時に、陳勝従う者の数は約九百人だったが、その呼びかけにより、秦の悪政に苦しめられていた人々は各地で次々に蜂起し始めた。叛乱軍は各地で秦軍を撃破する。一時は、国号を「張楚」と定め陳勝は王を名乗るなどしたが、叛乱軍は所詮は寄せ集め所帯。約半年で、この中国史上初の農民政権も内部分裂を起こして崩壊してしまう。しかし、陳勝の叛乱に参加した武将の中には、項羽や劉邦など、後に秦を倒す武将がいたのである
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