史記 1

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作家名
横山光輝
発売日
ページ
277ページ

幼少から英才の誉れ高かった司馬遷。その才能は誰もが認めるものであったが、漢の官僚となってからは不遇の時代が長く続いた。その司馬遷がようやく認められつつあった頃、その身に悲劇が起こる。きっかけは、漢の将軍・李陵が匈奴の捕虜となったことであった。この時、宮中では李陵のこれまでの戦功を忘れて非難する者が続出した。だが、司馬遷は李陵をかばう発言をしたため武帝の逆鱗に触れ、獄に繋がれる。そして、男根を切り取られるという屈辱的な刑罰“宮刑”に処せられてしまう。司馬遷がこの屈辱的な刑を受け入れたのも、尊敬する父の遺言である“過去の歴史を後世に残さなければならない”という使命があったからだ。武帝は、刑を与えたもののその才能を高く評価していたので、司馬遷のために「中書令」という新しい役職を作る。司馬遷は、宮廷の書を自由に見ることもできるこの役職をフルに利用して歴史書の執筆に取り組み、約10年の歳月の後、百三十巻にも及ぶ歴史書を書き上げる。司馬遷畢生の歴史書『史記』の完成である

作家名
横山光輝
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