神曲奏界ポリフォニカ アドレイション・ブラック 11
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「私はただ、ありのままを見ただけです」 その瞬間、マナガの中で何かが動いた。 “見通し”によって救われた人たちが集う『レプリシアの家』。 その住人を前に捜査を始めた時、マナガの中で何かが軋みをあげたのだ。 そしてその軋みは、やがてマナガの抱える大きな罪へと繋がって……。 「あなたは心の中に深い喪失を抱えておられるのね」 レプリシアの澄んだ声が静かに、しかし確実にマナガの心を震わせる。 「そしてあなたにも、そのことは話していないはずですね」 次に、彼女が告げた相手は、マティア。少女はただ、沈黙をもって応えるだけだった……。 レプリシアが持つ「すべてを見通す」という力。 それはマナガの抱える「罪」でさえも白日の下に晒すほどの異能なのか。 マティアとマナガ、二人の間に長い間封印されていた「秘密」が今、確かな輪郭を帯びてその姿を現し始めた……。 黒のポリフォニカ、衝撃の第11弾!
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