異世界食堂 3
その扉の先には、不思議な料理屋がある。 洋食のねこや。 窓一つ無いのに不思議と明るい部屋の中には見たこともないような内装。 出てくる料理は不思議な、されど美味しい料理。どの料理が一番美味いか。時折話題には上るが結論が出たことは無い。 彼らは料理を食べて語らい、時に新しい発見をする。 故に彼らがこの店に名付けた名前は『異世界食堂』。それが、この異世界食堂で三十年繰り返されてきた営みなのである。チリンチリン------そしてまた、土曜日が来るたびに鈴が鳴る。
※未設定の場合は「匿名」と記載されます (マイページでユーザー名を登録する)