ゴルゴ13 115

国際情勢の裏を知る不朽の名作!! 中米の小国バルボア共和国のジエグアダ村には、レアメタル鉱山が眠っていた。その採掘権を行使しようとする米国・グレースマイン社の配下が、村に入り込んでくる。日本のODA(政府開発援助)から村に援助された資金で武器を購入し、村人を扇動。政府軍と衝突させ、村人全員を全滅させようと企んでいたのだ。政府から、村に入り込んでいる悪党の抹殺を依頼されたゴルゴは、彼らを誘き出し…… 世界経済のしくみの一端を垣間見せてくれる表題作「ODA異聞」他3編と、各話の解説や制作スタッフリストも収録。 ■CONTENTS■ 【第391話/パッチワークの蜜蜂たち】 連邦地方裁判所の判事が自宅で妻と公選弁護人を射殺。だが殺人の証拠となるキルトが盗難に遭う。事件の一部始終を目撃した隣家の老婦人は、ゴルゴにある依頼を… 【第392話/シンクトロンBESSY-1】 ドイツは製造したシンクロトロン(粒子加速器)をあらゆる分野の基礎研究に役立てるため、中東諸国に譲渡。だが、これに対し米国は妨害工作を計画。ゴルゴは… 【第393話/2000.2.29】 Y2K騒動を乗り切った中国・海南島のミサイル基地。だが、プログラマーの対立により、2月29日問題を利用してある陰謀が。台湾との戦争の危機に、ゴルゴは…? 【第394話/ODA異聞】 中米の小国に対する日本のODA援助。だがその裏には鉱山会社の陰謀が隠されていた。ゴルゴへの依頼は?