スペインのバスク地方で、スペイン政府からテロ組織の幹部狙撃の依頼を受けたゴルゴ13。すばやく任務を完了したが、狙撃したテロ幹部のはずの人物に違和感を感じ、独自で捜査に乗り出す。調べていくうちに、テロ幹部のはずがタイヤメーカーの工場長であり、スペイン政府のはずの依頼人はまったくの別人であった。これで、ウソの依頼と断定、ゴルゴ13としての依頼ルールに乗っ取り、制裁を仕掛ける。ゴルゴ作品の中でも任務終了後に依頼人を追い詰める異色作……この表題作「海の鉱山」の他、「THE MOBS」、「北京の蝶」、「螺旋」の傑作4編