[無料] ザ・ワールド・イズ・マイン 14

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作家名
新井英樹
発売日
ページ
214ページ

●あらすじ/遂に逮捕されたトシは、取調室でこれまでモンと共にしてきた行動を振り返る。2年8か月前に大阪でモンと出会ってから、平凡な郵便局員だったトシは変貌していった。広島、岡山、神戸などで消火器を盗んで回り、富山に入港したロシア船の男からプラスチック爆弾400kgと信管100本を入手。消火器爆弾作りの合間にモンは、適当な相手を襲ってレイプ。食う、寝る、交尾(や)る、狩る。まるで原始人のような繰り返しの日々。警官を殴り倒し、拳銃を手に入れたモンは言う。「俺は俺を肯定する」。トシには、そんなモンが王様のように見えていた。1年2か月後、消火器爆弾80本、魔法瓶爆弾8本が完成。主義、主張、目的もないまま、あのおぞましい東京から北海道への爆弾セット北上ツアーが実行されていったのだった。そして、現在。クリスマス・イブ、午後7時。平和な時を粉々に粉砕すべく、都内68か所に仕掛けられた消火器爆弾が、一斉に爆発しだす…(第152 ~ 153話)●本巻の特徴/逃走したモンは、いつしか神がかった存在となっていた。「抗うな。受け入れろ。すべては繋がっている」。この謎めいたメッセージと共に、そこかしこにマーキングのように見受けられる、小石を3段積みにした墓標らしきもの。トシモンによる無差別テロは日本から、世界各地へと広がっていく。一方仙台で捕獲されたヒグマドンは、研究のためアメリカに送られる途中、海上で限りない巨大化を続けていた。計算上6か月後には太平洋を覆うことになるヒグマドンに対し、アメリカは遂に水爆の使用を決意。その成長を止めさせる。時代の閉塞感に嫌気がさした人々の中には、より一層カリスマ化していったモンに心酔する一群が現れだした。そして遂には全世界同時多発のサイバー・テロが。世界中から核ミサイルが発射され、人類は終焉を迎える。最後は宇宙にまで舞台が広がり、20億年の時を超えて新たな神話が……。

作家名
新井英樹
タグ
登録なし
投稿者
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