カムイ外伝 20

▼第1話/上意異変▼第2話/吸血●登場人物/カムイ(公儀隠密だったが現在は抜け忍となり、追忍に死の追及をうける)●あらすじ/カムイが雇われていた屋敷の主、神子十左ェ門は家老の島津玄藩の画策により、謀反の濡れ衣を着せられて殺される。一家の中でただ一人生き残った娘のサエは、玄藩一味の不正の証拠が記された書状を持って江戸に向かう。カムイは彼女の影となり、玄藩が差し向ける刺客を、次々に始末していく……(第1話)。●本巻の特徴/剣法者にとって、一番の敵は自分が老いることへの恐怖である。この第20巻では、若い女の生き血を吸うことによって体力を蘇らせる“吸血”老剣士が出てくる。ある時から悪魔に魂を売ってしまったと言う彼は、そんな自分に長い間苦しんでおり自ら望んでカムイに斬られる(第2話)。●その他の登場キャラクター/押方藩郡奉行の神子十左ェ門の娘・サエ(第1話)、家老の島津玄藩(第1話)、藩剣法指南・長内要助(第1話)、家老の島津玄藩