1巻
[無料] 待てを知らない犬ならば 1
他人にはそっけないオレ様・鴻(こう)は、恩人・聖(ひじり)の前ではどうにも調子が出なくて、オロオロと格好わるいところばかり見せてしまう……。 「俺、確かに気持ち悪いかもしれません……聖さんのファンなんで」 ――聖の家が全焼し、弟と路頭に迷おうというところへ声をかけて来たイケメン……それが鴻だった。聞けば聖は、むかし鴻のことを救ったヒーローなのだと言う。覚えがない聖だったが、熱心な鴻に悪い気はしない。けれども、なんだか鴻の距離はいちいち近い気がして……? 懐いた犬に襲われるのか手懐けるのか、ちょっぴり残念系なイケメンの暴走に、男前な肝っ玉男子の反応はいかに……!? ※こちらの作品は書き下ろし連載作品となります。 待てを知らない犬ならば(2) 25ページ 待てを知らない犬ならば(3) 26ページ 待てを知らない犬ならば(4) 48ページ