[無料] 重機甲兵ゼノン BIO DIVER 1

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作家名
神崎将臣
発売日
ページ
368ページ

1980年代半ば、「少年ビッグコミック」という今はなき雑誌に登場した『重機甲兵ゼノン』は、多くのまんが読者に衝撃を与えた! 時代は大友克洋が『AKIRA』を連載開始し、士郎正宗が『アップルシード』で華々しくデビューを飾り、「月刊少年キャプテン」が創刊され高屋良樹の『強殖装甲ガイバー』が始まり…… と、今大御所と言われるクリエイターたちが続々と台頭し、SFテイストのまんがやアニメが百花繚乱の如く咲き乱れていた。パワードスーツ、コンバットアーマーなどまんがやアニメのマニアックな設定が、『エイリアン2』などSF映画のヒットによって、一般的な認知度を得た時期でもあった。 そうした背景のなか、『重機甲兵ゼノン』は、「重機甲兵」という、メカ好き&ミリタリーファンにはたまらないネーミングとともに、何者かに改造された主人公というミステリヤスなドラマ展開、そして新人とは思えない卓越した神崎将臣の筆力が、ファンのマニア心を鷲掴みにした! 特に叶飛鳥が、兵器開発組織「赤い海」に母を殺されることで真の能力を覚醒させ、「赤い海」の改造人間と戦闘開始するシーンは圧巻だった。 叶飛鳥の身体がパックリと割れ、鋼の筋肉の隙間からノズルが剥き出しとなり、ジェットを噴出するシーン。今では当たり前の描写からもしれないが、当時、改造された肉体の構造的なすごさ、ビジュアル的な禍々しさを具体的に描き表したのは、この『重機甲兵ゼノン』が最初ではなかった?そして高層アパートの一室から改造人間とともに住宅街に落下する叶飛鳥。屋根瓦を踏み拉きながら臨戦態勢に入る展開! 屋根瓦という日本特有の日常的な光景のなかで繰り広げられる改造人間同士のバトルという非日常シーン。日本のSFまんがの“リアル”が、このシーンによって確立されたと言っても過言ではない。 あれから20年…。掲載雑誌の休刊というアクシデントによって中断されていた『重機甲兵ゼノン』の正統な続編『XENON-199X ・ R- 』が連載を開始した。

作家名
神崎将臣
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