▼第1話/柔のお守り▼第2話/チャンピオンでいろ!!▼第3話/屋根の上の新聞記者▼第4話/はなすもんかァ!!▼第5話/五分と五分!!▼第6話/金メダルへの道険し▼第7話/技ありの重み▼第8話/金メダルの行方!!▼第9話/強くなったな!!▼第10話/ホテル・サルバドール▼第11話/気持ちはどしゃ降り●登場人物/猪熊柔(柔道の天才的な才能を持つ女の子。鶴亀トラベル社員)、松田耕作(柔を追い続けるエブリースポーツ紙記者。柔に想いを寄せている)、猪熊滋悟郎(柔の祖父。過去に柔道全日本選手権を5連覇した)、本阿弥さやか(柔のライバル。本阿弥家の令嬢)、風祭進之介(さやかのコーチ。柔に想いを寄せている)、●あらすじ/バルセロナ・オリンピック48kg級、柔はすべての試合を一本背負いで勝ち上がり、決勝進出を決める。そのころ松田は、ギャングに誘拐され監禁されている邦子を助け出そうとしていた(第1話)。▼もう一方の準決勝では、柔の父・虎滋郎のコーチを受けたフランスのマルソーが決勝進出を決めていた。彼女もまた、一本背負いを得意とする柔と同タイプの選手。まるで柔のコピーのような試合ぶりに日本の応援団は一抹の不安を覚える。一方、邦子を救い出しに向かった松田は後一歩で逃げ出せるところで、ギャングに見つかってしまう。松田たちは逃げ延びることが出来るか?(第2話)。●本巻の特徴/柔は48kg級・決勝でフランスのマルソーを破り、金メダルを獲得する。その試合ぶりは父・虎滋郎と祖父・滋悟郎を感嘆させ、父との和解も実現する。