寺田克也全部 寺田克也全仕事集
- 作家名
- 発売日
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- 70ページ
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英雄あり美人あり鬼あり男根あり化け物ありシニシズムあり諧謔ありエロあり高雅なる調べあり断腸の思いあり仲秋の名月に吠えるあり雪中の死あり至純の愛あり、多岐多様なる寺田克也世界を全1冊にすべて封じ込めた、壮絶にして狂気にして芳醇にして猥雑にして剛健なアートワーク集『寺田克也全部』、偉業とも呼ぶべき彼の全仕事を完全収録した超大作。 実はこの画集のタイトル「寺田克也全部」は以前から決まっておりました。ある寒い寒い冬の夜、枕元に降りてきた緑色の天使が耳もとで囁いたのがこのタイトルです、なんて危ないことは勿論まったくなくて数年前、とある別の出版社から一度CDロムで画集を出しませんか、という申し出がありその時に考えたタイトルだったのであります。「〜全仕事」とかだとなんか偉そうなので「〜全部」あたりがとぼけたカンジでお似合いなわけです。 幸いにもというか残念な事にといいますか、先方の都合でそのハナシは立ち消えてしまい某出版社版「寺田克也全部」は一旦宙に浮いたおかげで今回講談社版「寺田克也全部」として世に出る事になりました。これでタイトルも成仏できるってもんです。 さて、全部とは物の本によれば「物事のすべて。全体」という意味だそうで、タイトルに「寺田克也全部」とあるからにはこの画集には寺田の全部が入っているんだろう、と思われるむきもあるかと思いますが、そんなに甘いものじゃないのが人生です。300ページやそこらで全部はいるわけないだろわっはっはっは、てなわけで実は「寺田克也」と「全部」の間に「ほぼ」とか「まあ、ある程度」とか入ってると思いつつココロを鎮めてください。てゆーか看板に偽りありでスイマセンごめんなさい。いつか「寺田克也残り全部」でお会いしましょう。え?いらない?──寺田克也
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