拘束具と沈む

アニマルセラピーと恋の話です。 聖輦船が浮上してからというもの、互いの存在に 以前とは違う距離を感じるムラサとぬえ。 おぼろげな自分の心情と自責の念から 変わらず距離を置こうとするぬえですが、 ムラサが彼女に手を伸ばし、求めたのは…。 正体不明の恋心へと、船幽霊が想いを潅ぎ。 恋に溺れて、想いに沈む―。 人ならぬ恋心と執心が重なり紡がれる、 幻想の少女達の御伽話をご堪能下さい。