▼第1話/柔、復活!!▼第2話/柔!!バルセロナへの道▼第3話/秘密トレーニング▼第4話/一回こっきりぢゃ!!▼第5話/テレシコワの憂うつ▼第6話/恐ろしい存在▼第7話/秘密特訓の成果▼第8話/親子対決▼第9話/精一杯やらなくちゃ▼第10話/決戦前夜!▼第11話/本気の目●登場人物/猪熊柔(柔道の天才的な才能を持つ女の子。鶴亀トラベル社員)、松田耕作(柔を追い続けるエブリースポーツ紙記者。柔に想いを寄せている)、猪熊滋悟郎(柔の祖父。過去に柔道全日本選手権を5連覇した)、本阿弥さやか(柔のライバル。本阿弥家の令嬢)、風祭進之介(さやかのコーチ。柔に想いを寄せている)、●あらすじ/柔は復帰を決意する。父の教え子と戦うことになってもいいのかという富士子の問いに、柔は笑顔で応え、富士子とともにトレーニングに励む。その様子を木陰から垣間見た柔の父・虎滋郎は一言、「ついに天才が本気になった」とつぶやく(第1話)。▼柔はものすごい勢いで猛練習を積みはじめた。一方、虎滋郎も、さやかの慢心をいましめ、報道陣をシャットアウトした秘密の特訓を始める。だが、トレーニング中に道場を訪れた邦子に「松田の気を引くために柔道を始めたのか」と言われた柔は、心をみだし始めてしまう(第2話)。●本巻の特徴/長いブランクの後、復帰を目指す柔と富士子。出産後のため、富士子の体調があがってこない。そのため、全日本選手権には出場せず、バルセロナ行きをかけて全日本体重別一本に的を絞る。その復帰戦、柔は鮮やかな一本背負いを決める。