会津執権の栄誉(紙書籍版)
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- 263ページ
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「オール讀物新人賞」受賞作家、出色のデビュー作! この力量は本物だ! 歴史小説の明日を担う才能のデビュー作を その目で確かめてもらいたい。――石田衣良 綿密な取材が紡ぎ出す史実と創作の融合。 「新人離れした」とは、本書のことだ。――山本一力 四百年の長きにわたり会津を治めてきた芦名家。 しかし十八代目当主が家臣の手にかかって殺されたことから 男系の嫡流が断たれ、常陸の佐竹義重の二男、義広が 婿養子として芦名家を継ぐことにに決まった。 血脈の正当性なき家督相続に動揺する、芦名家譜代の家臣たち。 義広が引き連れてきた佐竹の家臣団との間に、激しい軋轢が生じる。 揺れ動く芦名家に戦を仕掛けるのが、奥州統一を企てる伊達家の新当主、伊達政宗。 身中に矛盾を抱えたまま、芦名氏は伊達氏との最終決戦、摺上原の戦いに至る。 「夢幻の扉」でオール讀物新人賞を受賞した佐藤巖太郎が 滅亡に向かう名家と、戦国武将の意地を克明に描き切った傑作。
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