図解 相対性理論がみるみるわかる本
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2003年2月、宇宙がはじまったころに旅を始め、百数十億年の時を経て地球に到達した「背景光」が、米国の衛星の全天で観測された。これにより、宇宙はその始まりにおいて急激に膨張したという「インフレーション理論」の正しさが裏付けられた。今回の測定により、宇宙は137億歳であることがわかった。 そもそも宇宙をテーマとして、時間と空間の関係を解き明かしたのがアインシュタインの「相対性理論」。その相対性理論誕生から、わずか100年で人類は137億年の宇宙の歴史を解明しようとしている。 本書の監修者である東京大学の佐藤勝彦教授は、「宇宙に銀河や星があり、私たち人間が存在する。こうした世界の構造の起源が、量子ゆらぎであることが確認できた。理論物理学の勝利といえる」と語っている。宇宙論は「理論の時代」から「観測の時代」へ移行したともいう。2003年は、宇宙論にとって時代を画する年といえそうだ。
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